都内を中心に活動する7人組アイドルグループPalette Parade。現7人体制となってこの夏で2周年を迎えるパレパレは、いままさに勢いの真っただ中。2026年ブレイク確実!なグループとの呼び声も高い。
今回、オリジナルメンバー4人の中から、葵うたと白川千尋にインタビューを敢行。初期の活動から、新メンバーを迎えてここまでたどり着くまでの歩みを振り返ってもらいながら、目前に控えたツアー、そして2026年に懸ける思いを語ってもらった。
「うわぁ!渋谷だぁー!」から始まった2年間
―― まず、オリジナルメンバーでやっていた2年ぐらいを今振り返って欲しいんですがどんな2年でしたか?
葵うた(以下、うた):全てが新鮮だった気がします。私たち上京組なので、まず東京に自分がいることが結構…わかる?
白川千尋(以下、千尋):うん!最初は「うわぁ!渋谷だぁー!」みたいな。合格発表の会場が渋谷だったんですけど、人生2回目の渋谷とかで。もう全部写真撮る、みたいな。
―― ちなみにお二人の出身は?
うた:広島です。
千尋:福岡です。
―― 結構、西寄りですね。
うた:なので全部がキラキラして見えたし、対バンライブとかもすごい新鮮というか…。何が違うんだろう?
千尋:全員目の奥がキラキラしてて。「前へ、前へ」「上へ、上へ」みたいな、活気づいてるアイドル業界というか。全部がキラキラして見えました。
うた:やる気に満ちあふれてたような気がします。
千尋:進むしかない、やるしかない、みたいな。
うた:本当に。ライブも結構手探りで。色んなアイドルさんのライブを見て、「煽りってここで入れるんだ」とか。私、曲の間で次の曲のフォーメーションに付くのとかも知らなくて。「こういうライブの作り方とか演出があるんだ!」っていうのを、一個ずつ学んでた期間な気がします。
千尋:対バンライブが終わってからもずっと見てました。
うた:最初の数カ月とかは、特典会が終わったあとも最後まで残って、ライブハウスに数時間こもって、メンバーで色んなアイドルさんのライブを見てました。
千尋:アイドルがもっと好きになった時期だよね。
―― そんなPalette Paradeは、真っ白なキャンバスの「妹分」みたいな形でデビューしたわけじゃないですか。そのプレッシャーはありましたか?
うた:デビュー前はそういう気持ちもあったんですけど、でもそんなに白キャンさんと一緒にライブしたり活動したりすることは少なくて。だからファンの方も、その関係を知らない人も結構いるんじゃないかな?っていう気持ちはありました。もちろん、白キャンさんみたいになりたいとか、もっと頑張りたい気持ちはあったんですけど、自分はあんまりプレッシャーはなかったかもです。
千尋:私もプレッシャーはないけど、でもそういう見られ方はしてるんだろうなって思ってました。twitter(現X)とかで「パレパレって白キャンのところか」みたいなツイートを見かけたりして。
うた:関係者の方とかね。
千尋:そう。あとプロデューサーが一緒にやってるっていうのもあったので、若干のドキドキはありました。でも、「白キャンさんの妹分だから頑張らなきゃ!」っていうよりは、自分たちが前に進むことばっかり考えてた気がします。
―― そこを気にする余裕もなかった?
千尋:たしかに。プレッシャーを感じる余裕もなかったのかもしれないです。
パレパレだけ…。コールがなかった日々の試行錯誤
―― 活動が始まって、やっていく中で気づいたことってありましたか?
千尋:それこそ私たちのデビューがコロナ禍だったので、当初は「コール」がなかったんですよ。アイドル現場である、声出して満員のフロアでライブする、みたいなのがなかったので、それこそ声出しライブが解禁された時に…
うた:ファンの方もどう声を出していいかわからないし。
―― 若干、忘れ気味にもなってた?
うた:そう、そう。来てくださってたファンの方も、元々アイドルが好きな人というより、アイドルをあまり知らない人が、Palette Paradeを見て初めてアイドルを好きになった、みたいな人が多くて。声出しの文化とかも知らない人ばっかりだったから、「何していいのかわからない」みたいな。そういう声出しが盛んな有名なグループさんと対バンした時も、パレパレの時だけあんまり声聞こえない、みたいなことがあって。
千尋:そう(笑)パレパレだけすごい静かで。
うた:悔しいというか、悲しいというか(笑)
千尋:コールがないというか.0から1をまだ誰も作ってないから、パレパレだけ…
うた・千尋:「シーン…」みたいな(笑)
千尋:しかもまだ知名度があるわけでもないから。
うた:そういう時期が結構苦しかったかも。どうやったらライブで盛り上げられるんだろう?みたいなのは、みんなでずっと模索してました。
―― そこは試行錯誤や他のアイドルさんの勉強をして?
うた:はい。自分は一回ある曲で声出しの動画を作ったこともあるんです。でも、固定のコールとかミックスを私が入れるのはちょっと違うかなと思って。「ここで『うーたちゃん!』って言ってね」とか「ここで『ちーひろ!』って言ってね」ぐらいの軽い感じで出したりしてました。
千尋:自らファンの人に「名前とか呼んでほしいな」とか、声がちょっとでも聴こえた日は「声が聞こえて嬉しかった」みたいな感想ツイートをして、声を出してもらえることは嬉しいことなんだよ、っていうのを自分から遠回しに…みたいな感じで。
―― 最初は、ファンの方と一緒に現場を作っていく感じだったんですね。
うた:はい。
千尋:たしかに。
―― 今振り返るとどうですか。大変でした?大変だったけどいい思い出、みたいな感じなんでしょうか。
うた・千尋:…大変だったぁ(笑)
「4人で守っていこう!」逆境に強いパレパレが乗り越えた最大のピンチ
―― そこから活動を続けていく中で手応えみたいなものは感じてましたか?
千尋:私は手応えみたいなものはあんまりわからなくて。特に6人の時はホントにわからなかったんですけど、1人卒業して5人になった時に「デビュー当時のあの輝きみたいなのが、もしかしたら手応えっていうものだったのかな?」って思ったんです。ちょっと悩んじゃう時期が来たときに、「あの時ってすごかったんだ…」みたいなことは思いました。5人になって、4人になって、っていう時代が「これからどうしていくんだろう」って一番考えてた時期でした。
―― うたさんはどうでしたか?
うた:ホントに1人、2人ってメンバーが減っていった時期はホントに苦しくて。よくあそこを乗り越えたなって思います。
千尋:ホントにそう!
―― 一番のピンチって、そのあたりでしたか。
うた:でも、Palette Paradeって逆境に強いんですよ。苦しい時期こそメンバーが「頑張ろうね!」って手を取り合って、ここで落ちたらダメになっちゃうから、みたいな感じで、燃えていいライブしちゃうんですよ(笑)
千尋:誰か1人休みの日とかも、「やるしかない!」って感じで。
うた:本当にいいメンバーです!
千尋:ここまで誰も腐らずによくやってきたなって思います。6人の時のことも本当に好きだし、今でも卒業したメンバーの面白いエピソードを楽屋で話したりするんですよ。「おとちゃんが……」とか。
うた:あとファンの方もすごくあったかくて。辞めたメンバーのファンの方もたまに遊びに来てくださったり、特典会に来てくださったりするので、本当に優しいなって思います。
千尋:みんな温かい。「今のパレパレもいいよね」って、卒業した子のファンの方が言ってくださることもあって。
うた:すごく嬉しいです。
―― となると、その一番のピンチを乗り越えられた理由はメンバーの熱い魂だったりするんですか?
うた:パレパレで諦めたくないっていう気持ちは4人ともあったと思います。あと4人になった時に、プロデューサーさんも新メンバーのこととか、未来の話をたくさんしてくれたので。「新メンバーが入るまで、ここを4人で絶対守っていこう!」っていう気持ちにもなれました。
千尋:あの時期を一緒に乗り越えられたのは、メンバーもそうだし、プロデューサーさんの存在も大きかったです。たまに「パレパレのこと見てくれてるのかな?」って思うこともあったんですけど(笑)、ちゃんとパレパレの未来のことを考えてくれてたので、「ここでやるしかない!」って思えました。
―― 新メンバーが入ることになった時に葛藤はありましたか?
千尋:私は「入ってくれー!」って(笑)
うた:私も新しい希望がほしい、って感じでした。その時はプロデューサーさんを含めたグループ通話で数時間かかったような気がします。何回も話し合いをして入れるか入れないか、みたいな話はしてた気がします。
千尋:でも、やっぱり話題性もそうだし、新しい風を、って思ってたので。
うた:しかもパレパレの曲って多人数の方が映えるんですよね。4人より全然多い方が。
千尋:構成がちゃんとされてて、物語がある曲が多いので。
