東京下北沢を拠点に活動する5人組アイドルグループ「さとりモンスター」。メンバーの増減を経ながら、高橋あず、森崎璃音、三栗なの、空中つきの4人は、さとりモンスターとして活動を続けてきた。今春、そこに新メンバーの羽衣のんを加え、グループは新たな5人体制へ。
全国ツアー「全国下北化計画2026」が始まった今、4人で歩んできた時間を振り返り、新体制での活動、新メンバー羽衣のんがお披露目ライブで公言した「売れたい」という言葉をメンバーがどう受け止めたのか。そして「テレビに出たい」「次はZeppツアーへ」と語るグループのこれからを聞いた。
さとりモンスターでの4年間と4人が感じた変化
――まずは、既存メンバーの4人に2022年からの4年間の活動を振り返るところから聞かせてください。なのぴさん、この4年間はどうでしたか?
三栗なの(以下、なのぴ):どこを切り取っても、鮮やかに思い出せる4年間だったなって思います。どの瞬間も大事に過ごしてきたし、どの瞬間もその時の色のまま今も残ってます。
――色に例えるのが面白いですね。
なのぴ:さとりモンスターってすごくカラフルだなって思うので、そのイメージかもしれないです。
――つきさんはどうですか?
空中つき(以下、つき):右も左も分からないまま始まって、ずっとそれを分かろうとしながら走ってきた4年だったなって思います。いろんな人に支えられてきたし、今になって「あの時のアドバイスってこういうことだったんだ」って分かることも多いです。毎年「めっちゃ分かるようになった!」って思うんですけど、1年後になると「あ、去年全然分かってなかったわ」って思うんですよ。たぶん来年もまた同じことを思うと思います(笑)
――具体的に一つ挙げるとしたら?
つき:一番大きかったのは「分からない時はちゃんと聞く」ことだと思います。お客さんとの関わり方も、メンバーとの関わり方も、そうやって少しずつ分かってきました。
――璃音さんはどうですか?
森崎璃音(以下、璃音):私は元々、アイドルが好きとか、アイドルになりたいって思ってたわけではなかったので、年々アイドルを好きになっていった4年間だなって思います。最初の1年は、活動していく中でさとりモンスターをすごく好きになって。次は仲良くしてくれるアイドルさんたちに興味を持って、そこからもっと大きな世界のアイドルも好きになっていって。最初は小さな世界しか知らなかったけど、今はもっと大きな世界も好きになったし、自分たちもそこに行きたいと思うようになった4年間かなって思います。
――璃音さんって、前にアイドル経験はあるんでしたっけ?
璃音:何もないです。こういうアイドルの世界があることもあまり知らなくて。
――じゃあ最初は、アイドルをやることに対して前向きだった? それとも、よく分からないまま始まった感じですか?
璃音:最初は「仕事」として見てた部分がありました。ずっとバイトをしてたので、「違うことをするのもいいな」ぐらいの感じで入ったところもあって。でもやっていくうちに、表現すること、見てくれた人が私たちを好きになってくれること、グループとして一つのものを作っていくこの環境がすごく心地いいなと思うようになって。そこから、すごく魅力的だなって自分でも確信を持ってできるようになりました。
――あずさんはどうでしたか?
高橋あず(以下、あず):気づいたら4年経ってて、あっという間でした。自分が初めてさとりモンスターとして参加したツアーとか、今でも思い出せるくらいで。「もう4年前なんだ」って感じでした。
――一番印象に残ってることってありますか?
あず:デビューライブの時は、緊張しすぎてステージの上の記憶がなくて。YouTubeに載ってる動画を見て、結構びっくりして横転しちゃいます。
――どういうびっくりですか?
あず:記憶もないし、「あ、なんか硬いな」って。今よりだいぶ緊張してるなって思いました。
――あずさんはアイドル好きな人ですよね?想像していたのと、自分が実際にやっている姿を見てどう思いました?
あず:違うなーって思いました(笑)
――4年経って、その理想に近づいてきてますか?
あず:はい。
――本当ですか?(笑)
あず:はい(笑)
――ちなみに100が到達点だとしたら、今はいくつぐらいですか?
あず:今は65ぐらいです。
――結構いってる!(笑)
あず:65ぐらいは…きたかな?(笑)
――それぞれに4年間を振り返っていただきましたが、僕はなのぴさんからすごく「お母さん感」を感じるんです。
なのぴ:よく言われます(笑)
――それって、なのぴさん自身が元々そういう人なのか、それともグループの中で自然とそういう立場になっていったのか、どっちなんだろう?と思っていて。
なのぴ:自分では元々なのかなって思ってます。この前占いに行ったら「お母さんの星だ」って言われて(笑)。でも、加入した時期も大きかったかもしれないです。コロナの時期でデビューライブも中止になって、初々しい期間がないまま上の立場になる感じだったので。
――僕がちょっと気になっていたのは、そのお母さん的なところが強く出るあまり、なのぴさんが自分を抑えることが多かったり、まとめ役に回ったりすることが多かったんじゃないのかな?って。
なのぴ:えぇ…(答えを考え中)
――なのぴさん自身が答えにくかったら、他の人に聞いてみましょうか。
璃音:さとりモンスターって色が強い人が多いと思うんですけど、みんながバーって前に出て行ってる中でなのぴの存在が際立つ瞬間ってすごく多くて。でもそれって無理して抑えてるんじゃなくて、「これがなのぴだな」って思うんですよ。みんなが前に出ていってる時でも寄り添ってくれるなのぴがいるのが、さとりモンスターのいいところだと思います。
なのぴ:みんなもそうだと思うんですけど、私も「誰かのために」とか、「人のために何かしたい」っていう気持ちが強いタイプなので。自分を抑えてやってるというよりも、好きでやってる感じです。
――「誰かのために」というのは、かなり真理っぽい気がしました。ホスピタリティがあるというか。
なのぴ:元々、アイドルになる前は、ホテルとか観光系のおもてなしに関わる仕事にも興味があって。観光系の勉強とかもしてたのでホスピタリティは確かにあるのかもしれないです(笑)
つき:でも、なのぴが抑えてるっていうより、みんなが個性を持ってるのと同じように、「寄り添う」のもなのぴの個性かなって思います。
璃音:あと、見せてないだけで、違うと思った時はちゃんと強く言うし、行き過ぎた時に止めてくれるなのぴもいるので、安心してください(笑)
――あずさんは、なのぴさんのお母さん感についてはどう思いますか?
あず:返事があってるかわからないんですけど、なのぴは急にお家に行っても枕も一個貸してくれるし、夜中も一緒にコンビニ行ってくれるし、朝ごはんも作ってくれて、お母さんなのかも?って思いました。
一同:(笑)
